2024.08.05
吹き抜けのエアコン設置場所の正解とは|快適空間を作る3つのポイントを解説
吹き抜けのある住宅でエアコンの設置に悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
吹き抜け空間にエアコンを設ける際は「冷暖房効率の低下」「設置位置の難しさ」「インテリアとの調和」などの課題があります。
そこで今回は千葉県・茨城県で数多くの分譲地を開発・販売してきた建売住宅ビルダー「日建住宅」が、吹き抜けにおけるエアコン設置に適切な場所や選び方、効率を上げるテクニックなどを、わかりやすく解説します。
この記事を読むと、吹き抜けの開放感を楽しみながら、年中快適に過ごせる理想の住まいを実現できます!
Contents
吹き抜けの住宅のエアコン設置におすすめの場所
吹き抜けのある住宅では、エアコンの設置位置が冷暖房の効率と快適性に影響します。
高さや左右の位置、そして失敗例と対処法について詳しく見ていきましょう。
高さ別の設置ポイント
吹き抜けの住宅では、エアコンを設置する際の高さが冷暖房の効率に影響します。
一般的なエアコンは1.8m〜2.4mの高さに設置されることが多いですが、吹き抜けがある部屋では少し高めの2.5mほどがおすすめです。
2.5m程度の高さにするのには主に、以下3つの理由があります。
- ・冷暖房効率の向上:高めに設置することで、冷気や温気が部屋全体に行き渡りやすくなる
- ・空気の循環:2.5m程度の高さだと、空気の自然な流れを作り出しやすく、部屋全体の温度ムラを減らせる
- ・視覚的な快適さ:やや高めに設置することで、エアコンが目線に入りにくくなり、開放感のある吹き抜け空間の雰囲気を損なわない
ただし、あまり高すぎる位置に設置すると、掃除などのメンテナンスが難しくなったり効率が落ちたりする可能性があるので注意が必要です。
左右のおすすめ位置
エアコンの左右の設置位置は、実は思ったほど厳密ではありません。
基本的に左右に寄せても、真ん中でも大丈夫です。
ただし以下3つのポイントを押さえると、より快適な空間が作れます。
- ・間取りにあわせる:部屋の形や大きさに応じて、効率良く空気が循環する位置を選ぶ
- ・家具の配置を考慮:大型の家具や家電などで、エアコンの風が遮られないよう注意する
- ・視覚的な快適さ:壁面の装飾と位置を離してバランスの取ると、見た目が美しくなる
たとえば、リビングの壁面中央にテレビを置く場合、エアコンは壁の左右どちらかに寄せて設置するのがおすすめです。
インテリアのバランスが取れ、かつ効率的な空調を両立できます。
設置位置の失敗例と対処法
エアコンの設置位置を誤ると、快適性が損なわれたりインテリアの雰囲気を崩したりする可能性があります。
よくある失敗例と対処法を見ていきましょう。
- ・目立ってインテリアに馴染まない際の対処法:エアコンカバーを使用したり、壁紙と同系色のエアコンを選ぶ
- ・エアコンの効きが悪い際の対処法:風の通り道を確保できる位置に移設するか、家具の配置を見直す
- ・風が直接当たって不快な際の対処法:風向を調節し、直接風が当たらないようにする
- ・エアコンの風でカーテンが揺れて気になる際の対処法:エアコン設置の計画時に、窓との位置を確認しておく
失敗例を参考に、事前に設置位置をよく検討することで、快適で美しい吹き抜け空間を作れます。
エアコンの設置は単なる機能性だけでなく、住まいの快適さとデザイン性にも影響します。
千葉県・茨城県で吹き抜けのある建売住宅をお探しの方は、日建住宅へお問い合わせください。
日建住宅は、「明るくゆとりのある空間づくり」「デザイン性の高い住宅建築」が得意な建売住宅ビルダーです。
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吹き抜けに適したエアコンの選び方
吹き抜けがある部屋では、一般的な天井の高さを想定したエアコン性能では冷暖房の効率が低下します。
エアコンを快適に効かせるため、通常の畳数より2〜3畳広い部屋に対応したエアコンを選ぶのがおすすめです。
エアコンの性能を上げるのには、以下の理由があります。
・空間の広さ:大きな空間の温度を変えるため、より強力な冷暖房能力が必要になる
・温度のムラ:温度差を解消するためには、やや余裕のある性能のエアコンが効果的
・効率の低下:効率の低下を補うために、より高い能力が求められる
たとえば20畳の吹き抜けリビングの場合、23畳〜25畳用のエアコンを目安に選ぶと、より快適な温度環境を維持しやすくなります。
ただし、単に大きな能力のエアコンを選べばよいというわけではありません。
部屋の広さや吹き抜けの高さ、窓の大きさなども考慮に入れて、適した冷暖房能力を選ぶことが大切です。
吹き抜けの空調効率を上げるテクニック
吹き抜けの空間で快適に過ごすための空調効率を上げるテクニックを3つご紹介します。
- ・エアコンと床暖房を組み合わせる
- ・シーリングファンを活用する
- ・高気密高断熱住宅の仕様にする
順番に見ていきましょう。
エアコンと床暖房を組み合わせる
エアコンと床暖房を組み合わせることで、吹き抜け空間の快適性が向上します。
床暖房の特徴を活かすことで、効率的で心地よい環境を実現できます。
- ・相乗効果による快適性の向上:床暖房は足元から温かくし、エアコンは空間全体を効率的に暖められる
- ・温度ムラの解消:床暖房が足元を、エアコンが頭上を暖めることで、吹き抜け特有の温度ムラを軽減できる
- ・エネルギー効率の向上:床暖房とエアコンを適切に使い分けることで、トータルのエネルギー消費を抑えられる
- ・長期的なコスト削減:床暖房は寿命が長く、定期的なメンテナンスが不要なため、長期的に見るとコスト削減できる可能性がある
- ・健康面でのメリット:床暖房は空気を乾燥させにくいため、喉や鼻の乾燥を防ぎ、健康的な室内環境を保ちやすい
エアコンと床暖房を上手に組み合わせることで、吹き抜け空間の快適性の向上が期待できます。
シーリングファンを活用する
シーリングファンは、吹き抜け空間の空調効率を高める設備です。
季節に応じた使い方で、年中快適な環境を作り出せます。
- ・夏の活用法:エアコンの冷気が部屋全体に行き渡り、効率的な冷房が可能になる
- ・冬の活用法:冬は逆向きに回転させることで、天井付近に溜まった暖かい空気を下に向けて混ぜて暖房効率を上げられる
シーリングファンはデザイン性にも優れており、吹き抜け空間のインテリアにあわせて選べば、見た目も機能も満足できる空間づくりができます。
効果的に使用することでエアコンの使用を抑えられ、電気代の節約にもつながります。
シーリングファンは見た目の良さと機能性を兼ね備えた、吹き抜け空間に適した設備です。
高気密高断熱住宅の仕様にする
吹き抜け空間の空調効率を上げるには、断熱と気密性の確保が重要です。
高気密高断熱の住宅を実現するには、主に以下の5つの対策が必要です。
- ・屋根裏・壁面の断熱強化
- ・窓の断熱性能アップ
- ・気密シートの活用
- ・熱橋(ヒートブリッジ)対策
- ・計画的な換気システムの導入
高気密高断熱仕様により、空調効率が改善されると快適性が高まるだけでなく、光熱費の削減にもつながります。
空調効率を上げると、吹き抜けならではの開放感を楽しみながら、年中快適に過ごせる理想の空間を作り出せます。
千葉県・茨城県で快適な吹き抜けの建売住宅をお探しの方は、日建住宅へお問い合わせください。
日建住宅は、「開放感と快適性を両立した空間づくり」「デザイン性の高い住宅建築」が得意な建売住宅ビルダーです。
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まとめ
吹き抜けのある住宅でのエアコン設置について、最適な場所や選び方、効率を上げるテクニックを解説してきました。
エアコンの設置高さや選定、空調効率向上の方法など、さまざまな観点から検討する必要があります。
紹介した情報を、ご家族にとって快適で省エネな吹き抜け空間の参考にしていただけると幸いです。