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2024.08.26

建売住宅・注文住宅の価格差はいくら?全国平均・地域ごとの価格差を比較

建売住宅・注文住宅の価格差はいくら?全国平均・地域ごとの価格差を比較

一戸建てのマイホームでは建売住宅と注文住宅で迷うことが多いですが、特に気になるのは価格差ですよね。

一般的には注文住宅より建売住宅の方が費用負担が少ないイメージがありますが、実際にどれくらいの価格差があるのかは分かりにくいです。

そこで今回は、実際にマイホームを購入・建築した方のデータをもとに、建売住宅と注文住宅の価格差を比較してみます。

建売住宅と注文住宅どっちがお得なのか、ご自身にどちらが合っているのか判断するための情報もまとめますので、ぜひ参考にしてください。

 

建売住宅と注文住宅の価格差

建売住宅の外観

さっそく、建売住宅と注文住宅の平均データから、どれくらいの価格差があるのかチェックしてみましょう。

 

全国平均:1,300~1,540万円の価格差

国土交通省の住宅市場動向調査、住宅金融支援機構のフラット35利用者調査のデータをピックアップして、建売住宅と注文住宅の平均価格を比較してみます。

 

住宅市場動向調査:「分譲戸建住宅」「注文住宅」のデータを参照

フラット35利用者調査:「建売住宅」「土地付注文住宅」のデータを参照

 

※住宅市場動向調査

  • 建売住宅:4,214万円
  • 注文住宅:5,754万円(建物3,935万円、土地1,819万円)

※フラット35利用者調査

  • 建売住宅:3,603万円
  • 注文住宅:4,903万円(建物3,194万円、土地1,499万円)

〈引用〉令和4年度住宅市場動向調査 2023年度フラット35利用者調査

 

2つの調査で差はありますが、どちらも建物と土地の総額は建売住宅より注文住宅の方が高い結果となりました。価格差は1,300~1,540万円となっています。

 

地域によって価格差の開きがある

建売住宅と注文住宅の価格差は、地域によっても多少の開きがあります。

フラット35利用者調査の、地域別の平均価格のデータを比較してみましょう。

建売住宅と注文住宅の地域ごとの価格差表

〈引用〉2023年度フラット35利用者調査

 

最も価格差が少ないのは南九州地域の964.9万円で、最も価格差が大きい東海地域の1,832.2万円とはかなりの開きがありますね。

地域ごとの価格差はまちまちですが、大都市があり土地相場が高いエリアは、比較的価格差が大きくなる傾向がありそうです。

マイホームを購入・建築する地域の価格差も、予算に合わせた建売住宅選びの参考になります。

 

千葉県・茨城県で建売住宅をお探しの方は、日建住宅へお問い合わせください。

バリエーション豊富な建売住宅をご用意し、理想のマイホーム探しをお手伝いしています。

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注文住宅より建売住宅の方が安いのはなぜ?

建売住宅の外観アップ

ここまで見てきたように、平均価格で比較すると注文住宅より建売住宅の方が安くなることが多いようです。

しかし、なぜ建売住宅の方が安いのか理由が分からないと、不安もありますよね。

注文住宅より建売住宅の方が安くなることが多い理由を1つずつチェックしてみましょう。

敷地面積、延床面積が狭い

注文住宅より建売住宅の平均価格が安い理由としては、敷地面積・延床面積が狭いことが挙げられます。

 

  • 平均敷地面積:建売住宅139.8㎡  土地付注文住宅208.1㎡
    平均延床面積:建売住宅101.6㎡  土地付注文住宅111.2㎡

〈引用〉2023年度フラット35利用者調査

 

敷地面積・延床面積の全国平均は、どちらも注文住宅より建売住宅の方が狭くなっています。

延床面積は約10㎡の差があり、6帖前後の部屋1つ分の違いがあるため、建物価格の差額に影響しています。

敷地面積も注文住宅より建売住宅の方が68.3㎡狭いため、土地取得費用に差が出る可能性があります。

ただし、建売住宅は不動産会社やハウスメーカーがまとめて土地を仕入れて、効率良く分譲するためコンパクトになる傾向もあります。

建売住宅が狭いから暮らしにくいということではなく、コストパフォーマンスに優れている可能性もあるということです。

例えば、建売住宅の延床面積や敷地面積がライフスタイルや家族構成にピッタリなら問題はありません。

仕入れ・施工方法が違う

建売住宅が安いのは、建材を一括仕入れして効率の良い施工方法で建てられていることが多いのも理由の1つです。

多くの建売住宅は広めの土地を分譲して、同じ仕様でまとめて建てられることが多いです。

注文住宅の場合は1軒ごとに建材を仕入れますが、建売住宅はまとめて数軒分を仕入れられるため、コストダウンしやすいのです。

また、1か所でまとめて数軒分の工事を同時進行できるため、施工効率が良いのもコスト面で有利になります。

建物の仕様が違う

完成した物件を購入する建売住宅と、自分で建材や性能を決められる注文住宅は、建物の仕様が価格差の原因になっている可能性も高いです。

例えば、建物の耐震性能を表す耐震基準は3段階ありますが、建築基準法で定められている最低限の基準を満たせば問題ありません。

しかし、注文住宅は耐震基準を自分で選べるケースもあり、性能を高めるほど建築価格も増加します。

建売住宅は耐震性能や断熱性能を変えられませんが、注文住宅は自由に選べるため、こだわりを盛り込んで高くなるケースが多いのです。

また、外壁や屋根、フローリングや壁紙などの細かい部分も自由に選べる注文住宅は、高くなるケースがあります。

ただし、建売住宅の中にも、耐震性能や断熱性能にこだわった物件はあります。

ただ価格差だけを見るのではなく、性能や使われている建材までチェックして、コストパフォーマンスが高い建売住宅を選ぶことが大切です。

建売住宅・注文住宅はメリット・デメリットの違いもチェック

建売住宅と注文住宅を選ぶときは、価格差だけでなくそれぞれのメリット・デメリットを把握して、どちらが自分に向いているか確認することが大切です。

建売住宅と注文住宅のメリット・デメリットを1つずつチェックして、どちらが向いているか考えてみてください。

建売住宅のメリット

建売住宅が立ち並ぶ住宅街

 

  • 実物を見て選べる
  • 住宅ローンを組みやすい
  • 総額表示で予算オーバーの心配がない
  • 入居までの時間が短い

 

完成した物件を購入する建売住宅は、実物を見て比較検討できるため失敗のリスクが少ないのが大きなメリットです。

また、土地と建物の総額表示なので予算オーバーの心配がなく、つなぎ融資などを使わずに住宅ローンを1本で組めるのもうれしいポイントです。

また、工事期間がないため、手続きが完了すれば注文住宅より早く入居できるため、早めに引っ越したい方にも向いていますね。

建売住宅のデメリット

 

  • デザインと間取りを選べない
  • 耐震性能や断熱性能を変えられない
  • 建築中の様子をチェックできない

 

建売住宅はデザインや間取りを選べないため、マイホームにこだわりたい方は少し物足りない可能性があります。

また、耐震性能や断熱性能などの仕様も変えられないため、理想的な間取りやデザインの物件を見つけても、希望に合わない可能性もあります。

また、建築中の様子をチェックできないため、手抜き工事や施工不良の心配をする方も多いようです。

ただし、これらのデメリットは、建売住宅の販売実績が豊富で、技術力が高いハウスメーカーを選ぶことで対策できます。

千葉県・茨城県で建売住宅をお探しの方は、日建住宅へお問い合わせください。

デザイン性や暮らしやすさにこだわった、理想の建売住宅をご用意しています。

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注文住宅のメリット

注文住宅の外観

 

  • 家族に合わせて間取りをつくれる
  • デザインを自由に決められる
  • 住宅性能にこだわれる

 

1から間取りをつくれる注文住宅は、家族構成やライフスタイルに合わせて建てられるのがメリットです。

また、外観や内装のデザインも決められるため、好みに合わせてコーディネートできるのもうれしいですね。

建築基準法などで決められている基準より、耐震性能や断熱性能を高められるため、安全性や快適性を重視する方にも向いています。

注文住宅のデメリット

 

  • 費用負担が大きい
  • 予算オーバーのリスクがある
  • 間取りやデザインで失敗するリスクがある
  • 住宅ローンの手続きが複雑
  • 完成まで時間がかかる

 

前述したように注文住宅は建売住宅より平均価格が1,000万円以上高く、費用負担が大きいのがデメリットです。

また、間取りや仕様によって価格が変動するため、予算オーバーのリスクがあるのも難しいポイント。

1から間取りやデザインを決められる反面、失敗するリスクもあります。

また、注文住宅は土地探しから間取りづくり、手続きや工事に時間がかかるため、検討開始から完成までは1年前後の時間がかかります。

 

まとめ

建売住宅は注文住宅より平均価格が安いですが、それぞれにメリット・デメリットがあるためどちらが向いているかはケースバイケースです。

マイホームに対して重視するポイントを整理して、建売住宅・注文住宅どちらが向いているのか判断してみてください。

この記事が、理想のマイホーム選びの参考になれば幸いです。

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