2024.08.01
分譲地は真ん中・角・手間・奥どこを選ぶべきか|各位置のメリット・デメリット、売れる順番など解説
分譲地の購入を検討中で、「真ん中・角地・手前・奥」のどの位置がベストなのか迷っている方が多いのではないでしょうか。
それぞれの位置に、「駐車場の使いやすさ」「日当たり・風通し」「プライバシー確保」など、特有のメリット・デメリットがあります。
そこで今回は千葉県・茨城県で数多くの分譲地を開発・販売してきた建売住宅ビルダー「日建住宅」が、分譲地の位置を選ぶ際に役立つ情報をわかりやすく解説します。
ご家族のライフスタイル・価値観に合う分譲地を選び、長く快適に暮らせるマイホームを手に入れるために、ぜひ最後までご覧ください!
Contents
分譲地とは
分譲地とは、住宅施工業者・不動産業者などがある程度の面積の土地を購入し、インフラ整備をしたうえで区画を分けて販売する土地のことです。
分譲地の種類は3つで、マイホーム購入の流れなどが違います。
【建売分譲地】
- ・既に住宅が建築されている分譲地で、土地・住宅をセットで購入
- ・住宅に変更したい部分がある場合、リフォームが必要
- ・土地・住宅の価格を抑えられるケースがある
【建築条件付き分譲地】
- ・販売者指定の施工業者が住宅を建築
- ・一定のプランをもとに住宅を建築
- ・プラン変更はオプションとなるのが一般的
【建築条件なし分譲地】
- ・自由に施工業者、建築プランを選べる
- ・建築条件付きより高めの土地価格となるのが一般的
上記のとおり、分譲地は施工業者・不動産業者などが計画的に開発・販売する点が特徴です。
次に分譲地の位置ごとのメリット・デメリットを紹介するので、どの分譲地を選択するかお悩みの場合に参考にしていただけると幸いです。
千葉県・茨城県で分譲地をお探しの方は、日建住宅へお問い合わせください。
日建住宅は、「明るくゆとりのある空間づくり」「デザイン性の高い住宅建築」が得意な建売住宅ビルダーです。
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分譲地は真ん中・角地・手前・奥地どこを選ぶべきか|各位置のメリット・デメリット
分譲地の位置は大きく分けて以下4種類で、ご家族のライフスタイル・価値観に合わせて選ぶ必要があります。
- ・真ん中
- ・角地
- ・手前
- ・奥地
分譲地の位置ごとのメリット・デメリットを、一緒に確認しましょう。
※これから紹介するのは、一般的なメリット・デメリットです。分譲地全体の区画の割り方・周辺環境などによって状況が変化する点にご注意ください。
真ん中のメリット・デメリット
分譲地の真ん中を選ぶメリットは、以下のとおりです。
- ・角地よりも価格を抑えられる
- ・角地よりも道路に面している面が少ないため、外の音が気になりづらい
- ・隣家に囲まれているため、防犯面の安心感がある
- ・角地よりも外装が風雨にさらされにくい
- ・周辺施設との位置関係によっては、角地よりも周辺施設へのアクセスが良いケースがある など
分譲地の真ん中を選ぶデメリットも、確認しましょう。
- ・土地の方角・隣地との距離によって、採光・通風を確保しづらいケースがある
- ・隣地との距離が近い場合は、窓の開放時に音が気になることがある
- ・自宅と隣地の間が吹き溜まりとなり、ゴミが溜まりすいケースがある など
角地のメリット・デメリット
分譲地の角地を選ぶメリットは、以下のとおりです。
- ・2〜3面が道路に面しているため、採光・通風を確保しやすい
- ・隣地に囲まれていないため、プライバシーを確保しやすい
- ・車の出入りがしやすい
- ・「自宅兼店舗」のようなプランをたてやすい
- ・売却時に買い手が見つかりやすい傾向がある など
分譲地の角地を選ぶデメリットも、確認しましょう。
- ・真ん中よりも価格が高い
- ・外からの視線が気になりやすい
- ・車・人の通行量が多い立地の場合、外の音が気になりやすい
- ・排気ガスで外装・外干しの洗濯物が汚れやすい など
手前のメリット・デメリット
分譲地の手前を選ぶメリットは、以下のとおりです。
- ・分譲地の奥地より価格を抑えられるケースがある
- ・奥地より採光・通風を確保しやすい
- ・道路に近いため、周辺施設へのアクセスが良い
- ・「自宅兼店舗」のようなプランをたてやすい など
分譲地の手前を選ぶデメリットは、以下のとおりです。
- ・外からの視線が気になりやすい
- ・車・人の通行量が多い立地の場合、外の音が気になりやすい
- ・斜線制限などの建築制限により、奥よりも住宅形状・間取りなどの自由度が低いケースがある など
奥地(旗竿地、袋小路を含む)のメリット・デメリット
分譲地の奥地(旗竿地、袋小路を含む)を選ぶメリットは、以下のとおりです。
- ・ほかの位置よりも価格を抑えられる
- ・道路から離れているため、静かな環境で暮らせる
- ・外からの視線が気になりづらく、プライバシーを確保しやすい
- ・周辺を住宅に囲まれているため、防犯面の安心感がある など
分譲地の奥地(旗竿地、袋小路を含む)を選ぶデメリットは、以下のとおりです。
- ・車の出入りがしづらいケースがある
- ・住宅に囲まれている場合は、隣家からの視線が気になるケースがある
- ・道路から離れているため、周辺施設へのアクセスが悪いケースがある
- ・景観が悪いケースがある
- ・吹き溜まりとなり、敷地内にゴミがたまりやすいケースがある など
分譲地の位置ごとのメリット・デメリットを紹介してきました。
「各メリットに価値を感じるか」「各デメリットをマイナスに感じるか」はご家族の考え方やライフスタイルによって変わりますが、分譲地には「一般的に売れやすい位置」があることも事実です。
次に、分譲地が売れる順番も紹介します。
分譲地が売れる順番は「角地→真ん中」が一般的
分譲地が売れる順番は「方角・道路の位置・周辺環境」などによって変化しますが、例えば「すべての土地の南側に道路がある分譲地」の場合、以下のような順番で売れるのが一般的です。
①角地・奥→②角地・手前→➂真ん中・奥→④真ん中・手前→⑤奥地(旗竿地、袋小路を含む)
前述したとおり、分譲地の位置ごとにメリット・デメリットがあります。
ご家族の快適な暮らしを想定した住宅づくりに取り組んでいる、技術力・経験値の高い施工業者を選んで分譲地購入を検討することをおすすめします。
千葉県・茨城県でマイホームを検討中の方は、日建住宅へお問い合わせください。
日建住宅は多くの分譲地を開発してきた建売住宅ビルダーで、自社施工の高い技術力でご家族の理想の暮らしを叶える住宅づくりに取り組んでいます。
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分譲地の位置選び・購入検討時に確認するべき5つの注意点
分譲地の位置ごとのメリット・デメリットなどを確認してきましたが、「分譲地の購入を検討する際に、ほかにも注意点があるのでは?」と不安をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
分譲地の購入検討時には、以下5点を必ず確認しましょう。
- ・分譲地全体の状況
- ・分譲地周辺の環境
- ・分譲地の方角・道路位置
- ・住宅建築時の制限
- ・住宅建築を含めて予算内で購入できるか
分譲地全体の状況
「購入する分譲地が使いやすいか」を判断するために、以下をポイントに分譲地全体の状況を確認してください。
- ・ゴミ捨て場の位置
- ・駐車場の位置、車の出入りのしやすさ
- ・電柱の位置
- ・分譲地に隣接する道路の幅
- ・分譲地に隣接する歩道の状況 など
上記の中で、例えば「ゴミ捨て場に隣接する分譲地」を選ぶ場合、ご家族がゴミ捨てをしやすいため便利ですが、早朝に多くの方がごみ捨てをするためカーテンを開けづらいといった不便もあります。
分譲地全体の人・車の流れをイメージして、分譲地の位置を選ぶことが大切です。
分譲地周辺の環境
分譲地周辺の環境は、「安心・便利に生活できるか」をポイントにして確認することをおすすめします。
- ・災害時の影響を防災ハザードマップで確認(浸水・土砂災害の危険性など)
- ・分譲地周辺の人・車の通行量
- ・分譲地周辺の学校との距離、通学路の状況
- ・最寄りの公共交通機関までの距離、公共交通機関の運行状況
- ・周辺商業施設までの距離
- ・繁華街までの距離
- ・分譲地周辺の集合住宅の状況(集合住宅が多いと地域に住民以外の出入りも多いことを想定できる)
- ・町内会の活動状況(公園整備や街灯の状況など)
- ・川・森林・畑はあるか(距離・位置によっては外壁に苔が生えやすいなどの影響がある) など
一般的に売れやすい分譲地の位置は角地ですが、分譲地周辺の環境によっては真ん中・奥地のほうが暮らしやすい場合もあります。
上記のような周辺環境を確認したうえで、ご家族にとって暮らしやすい分譲地の位置を選んでください。
分譲地の方角
分譲地の方角によって、室内環境が変わります。
- ・東:午前〜昼にかけて日当たりが良く、夜に室温が下がりやすい
- ・西:昼過ぎ〜夜にかけて日当たりが良く、朝に室温が下がりやすい
- ・南:1日を通して室内に自然光が差し込む時間が長く、夏は日射熱の影響でエアコンの稼働率が上がりやすい
- ・北:直射日光が当たらないため外壁・玄関ドアなどが劣化しづらく、隣地の状況によって採光・通風を確保しづらいケースもある
特に建売分譲地の場合は、室内環境をイメージして間取りを確認し、ご家族のライフスタイルに合う位置を選びましょう。
こちらの動画で、建売分譲住宅の間取りを確認できます。
住宅建築時の制限
住宅建築時の主な制限は以下のとおりで、分譲地の位置によって間取り・住宅形状などが制限されるケースがあります。
- ・斜線制限:隣接する住宅・道路などの採光を確保するため、住宅の高さ・形状が制限される
- ・建ぺい率※緩和:角地などの条件に該当すると、建ぺい率を加算して住宅を建築できる
- ・駐車禁止:消火栓・消防用防火水槽そうの吸水口などから5m以内に駐車場をつくれない など
※「建ぺい率」とは、敷地面積に対する建築面積(一般的には1階の面積)のことです。
上記のような分譲地に付随する建築制限については、分譲地の購入を決める前に販売業者・住宅の施工業者に確認してください。
住宅建築などを含めて予算内で購入できるか
マイホームが完成するまでに発生する費用は、大きく分けて3種類です。
- ・土地購入費用
- ・住宅建築費用
- ・諸費用
上記の中で諸費用は予算に含めるべき範囲が広いため、施工業者・不動産業者に確認し、もれなく資金計画に含めましょう。
諸費用は、総予算の8〜15%ほどを想定しておく必要があります。
【諸費用例】
- ・土地・建物購入時の仲介手数料
- ・登記費用
- ・住宅ローン利用時の手数料
- ・火災保険料・地震保険料
- ・外構工事費用
- ・引越し費用 など
なるべくシンプルな資金計画・流れでのマイホーム購入をご希望の場合は、住宅価格を含めて販売される「建売分譲地」を検討することをおすすめします。
千葉県・茨城県で建売分譲地を検討中の方は、建売住宅ビルダーの日建住宅にお問い合わせください。
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分譲地選びQ&A
最後に、分譲地の購入を検討している方から日建住宅がよくいただく質問・回答を紹介します。
2面道路のメリット・デメリットを知りたい
2面道路の分譲地には、以下のようなメリットがあります。
- ・採光・通風を確保しやすい
- ・車を出し入れしやすい
- ・資産価値が高い傾向がある など
一方で以下のようなデメリットがあります。
- ・車の通行量の多い立地の場合、排気ガスで外装・外干しの洗濯物が汚れやすい
- ・人・車の通行量が多い立地の場合、外からの視線・外の音が気になる
- ・一般的に価格が高い など
2面道路の分譲地の「生活のしやすさ」「暮らしの快適性・安全性」は、周辺環境に大きく左右されます。
「価格」「快適な生活」のバランスを考慮して、購入を検討することをおすすめします。
新興住宅地or住宅街の中の分譲地どちらがいいの?
「新興住宅地」「住宅街の中の分譲地」どちらがいいかは、ご家族の価値観によって変わります。
【新興住宅地・住宅街の中の分譲地の主な特徴】
- ・新興住宅地:住宅の建築時期・住民の入居時期が大体同じで、新しい街並みの中で暮らしながら地域活動などを住民全体でつくりあげることになる
- ・住宅街の中の分譲地:地域活動・地域全体の雰囲気などがある程度定まっているため、事前にご家族にとって暮らしやすい環境かどうかを確認できる
まとめ
分譲地の購入を検討中の方へ、「真ん中・角地・手前・奥」の位置ごとのメリット・デメリット、分譲地選びの際の注意点などを解説してきました。
分譲地は、「分譲地の位置ごとの特徴」「分譲地全体の状況」「周辺環境」すべてを確認して購入を検討する必要があります。
今回紹介した情報を、ご家族にとって長く快適に暮らせる分譲地選びの参考にしていただけると幸いです。