2024.08.21
建売住宅にひそむ7の注意点|建売住宅を購入する際に知らないと損する対策法も解説
建売住宅の購入を考えている方の中には、建売住宅のメリットに魅力を感じつつも、失敗したくないと思っている方もおられるのではないでしょうか?
実は、知らないと損する建売住宅にひそむ7つの注意点があります。
物件価格の内訳や追加費用・品質や設備の確認などは見落としがちなので注意が必要です。
千葉県・茨城県で数多くの分譲地を開発・販売してきた建売住宅ビルダー「日建住宅」が、知らないと損する建売住宅選びに欠かせない7つの注意点と、対策法を詳しく解説します。
この記事を読むと、快適な生活環境と安全性を兼ね備えた物件を見極めるポイントが分かり、長期的に満足度の高い暮らしを実現できます。
Contents
建売住宅を購入する際に知らないと損する7つの注意点
建売住宅を購入する際に、知っておくべき注意点は7つです。
- ・物件価格以外の追加費用の確認
- ・間取りと設備の使い心地
- ・見えない部分の品質と住宅設備のチェック
- ・周辺環境と立地条件の調査
- ・土地と地盤の確認
- ・アフターサービスと保証内容の確認
- ・引き渡し前の最終チェックと立会い検査
順番に詳しく見ていきましょう。
物件価格以外の追加費用の確認
建売住宅を購入する際は、物件価格だけでなくさまざまな追加費用がかかります。
目安の費用を事前に把握し、予算計画に組み込むことが大切です。
追加費用は購入価格の約6〜10%が目安とされています。
主な諸費用は以下の通りです。
- ・仲介手数料: 不動産会社に支払う手数料で、物件価格の3%+6万円+消費税が上限です
- ・印紙税: 契約書に貼付する印紙代で、契約金額に応じて異なります
- ・登記費用: 所有権保存登記や抵当権設定登記にかかる費用です
- ・不動産取得税: 不動産を取得した際に発生する税金で、物件価格の3〜4%程度です
- ・住宅ローン関連費用: ローン手数料、保証料、火災保険料などが含まれます
また、建売住宅には基本的な設備が備わっていますが、以下のような追加工事が必要になることがあります。
- ・エアコン取付 2万円〜4万円/1台
- ・カーテンレール 0.4万円/か所
- ・テレビアンテナ4万円〜7万円
- ・洗濯パン2万円〜5万円
※上記の金額は目安です。
追加工事を含めると、総額がさらに膨らみます。
事前に追加で必要な設備や、どの程度の費用がかかるかを確認しておくことで、予想外の出費を防げます。
間取りと設備の使い心地
建売住宅を選ぶ際、間取りと設備の使い心地は大切なポイントです。
実際に生活する上で、快適に過ごせるか事前に確認しておきましょう。
- ・動線の確認:リビング・キッチン・洗面所間の移動がスムーズか
- ・部屋の広さと配置:狭さを感じない広さか、プライバシーが確保できるか
- ・収納スペース:十分な量と使いやすい位置にあるか
- ・将来のライフスタイルの変化:人数が増えても間取りの変更の余地があるのか
- ・コンセントの位置と数:各部屋に十分な数があり、使いやすい位置にあるか
- ・照明と窓の配置:部屋全体の明るさ、日当たりは良好か
見学する際には、上記のポイントを意識しながら確認するのがおすすめです。
見えない部分の品質と住宅設備のチェック
建売住宅を購入する際は、目に見えない部分の品質や住宅設備をチェックしましょう。
見落とすと、問題や費用負担につながる可能性があります。
以下に、主なチェックポイントは以下の通りです。
- ・竣工検査:設計図面通りの仕上がりか、床下・屋根裏の状態
- ・給排水設備:給水管、排水管の状態
- ・電気設備:分電盤の設置場所、24時間換気の有無
また住宅性能評価書があると、さまざまなメリットがあります。
- ・性能を可視化できる
- ・資産価値が向上する傾向にある
- ・地震保険料の割引を受けられる
- ・施工者とのトラブル解決の際に役立つ
周辺環境と立地条件の調査
建売住宅を購入する際、物件そのものの品質だけでなく、周辺環境と立地条件も欠かせません。
周辺環境と立地条件は日々の生活の快適さに影響するため、しっかりとリサーチしましょう。
以下に、チェックポイントを紹介します。
- ・交通の利便性:最寄り駅やバス停・通勤や通学にかかる時間
- ・生活の利便性:スーパーやコンビニへのアクセス
- ・治安:周辺の街灯の量・大きな事件の有無
- ・自然環境と騒音:緑地や公園の有無・日当たりや風通し・騒音や悪臭の有無
- ・周辺の開発計画:地域の再開発計画の確認
- ・災害リスク:ハザードマップでの災害リスク確認
- ・土地の形状と高低差:水はけや日当たり・坂道や低地の有無
上記の点をチェックすることで、長期的に快適な生活を送れる建売住宅を選べます。
通勤や通学にかかる時間を実際にシミュレーションすると、将来的な生活のしやすさをイメージしやすくなります。
周辺環境と立地条件は、一度購入してしまうと変更が難しいのでよく確認しましょう。
土地と地盤の確認
建売住宅を購入する際の土地と地盤の確認は、家の安全性と快適性に直接影響する大事なポイントです。
1.土地の形状と環境
土地の形状や環境は、ご自宅の設計や日々の生活に大きく影響します。
以下の点を確認しましょう。
- ・土地の形状:整形地か不整形地か、傾きの有無などを確認する
- ・面積:建ぺい率や容積率を考慮し、十分な広さがあるか確認する
- ・日当たり:南向きか北向きか、周辺の建物による日影の影響はないかチェック
- ・隣家との距離:プライバシーを確保できる距離が保たれているか確認する
2. 地盤調査報告書の確認
地盤調査報告書は、土地の地盤状況を詳細に記載した書類です。
報告書には地盤の形状・種類・固さの情報が含まれています。
購入を検討している段階で、不動産会社に地盤調査報告書を見せてもらいましょう。
地盤調査の内容が問題なければ、家が傾くことは考えにくいので購入の際の安心材料になります。
3. ハザードマップの確認
自治体が提供するハザードマップを確認することで、検討している土地の災害リスクを把握できます。
ハザードマップでは地震による被害・洪水・地盤沈下や液状化のリスクを確認できます。
とくに液状化リスクの高い地域では、地盤改良工事が必要になる可能性があるため、追加費用の検討も必要です。
土地と地盤の確認は、建売住宅購入の際に見落としがちですが、長期的な視点で見ると大切なポイントです。
アフターサービスと保証内容の確認
建売住宅を購入する際、アフターサービスと保証内容の確認は欠かせません。
アフターサービスや保証は住まいの快適さと安心感に大きく影響するため、保証期間と範囲をしっかりと確認しておく必要があります。
新築住宅にはさまざまな保証があるので、ひとつずつご紹介します。
1. 法定保証
新築住宅には、「構造耐力上主要な部分」や「雨漏り」に関して10年間の保証が法律で義務付けられています。
これにより、柱や壁、屋根などの主要構造部分に欠陥があった場合、無償で修繕を受けられます。
2. ハウスメーカー独自の保証
多くのハウスメーカーは、法律で義務付けられている保証に加えて、独自のアフターサービスを提供しています。
たとえば、以下のようなものがあります。
- ・軽微な不具合に対する1〜2年間の保証
- ・定期点検サービス
- ・設備機器の延長保証
上記の独自サービスは各ハウスメーカーによって内容が異なるため、比較検討することが大切です。
3. 定期点検
一部のメーカーでは、引き渡し後に定期的な点検を実施しています。
たとえば、 6か月・ 2年・5年・10年のようなタイミングで点検を受けられます。
また点検時には必要に応じて修繕が行われるので、定期点検は問題を早期に発見し、対処するために重要です。
アフターサービスと保証内容を確認する際は、保証期間や条件だけでなく、緊急時の対応体制なども確認しておきましょう。
将来的なトラブルを未然に防ぎ、安心して長く住み続けられる環境を整えられます。
引き渡し前の最終チェックと立会い検査
建売住宅の引き渡し前の最終チェックと立会い検査は、ご自宅の品質を確認する最後の機会です。
立会い検査時に細かくチェックすることで、入居後のトラブルを未然に防げます。
以下に、チェックポイントと方法を紹介します。
外部確認
- ・基礎コンクリートのひび割れ
- ・外壁の状態(塗装ムラ、ひび割れなど)
- ・外構設備(カーポート、フェンスなど)の状態
内部確認
- ・床や壁、天井の状態(傷、凹み、塗装ムラなど)
- ・窓サッシや扉の開閉のスムーズさ
- ・床下や天井裏の点検口から内部の状態
検査中に見つかった不具合や修正が必要な箇所は、必ずリスト化しましょう。
不具合のリスト化には修正依頼がしやすいだけでなく、将来的なトラブルの際の証拠にもなります。
引き渡し前の最終チェックと立会い検査は、長く快適に住むために必要なステップです。
時間をかけてチェックすることで、安心して新生活をスタートさせられます。
千葉県・茨城県で建売住宅をお探しの方は、日建住宅へお問い合わせください。
日建住宅は、「明るくゆとりのある空間づくり」「デザイン性の高い住宅建築」が得意な建売住宅ビルダーです。
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建売住宅に向いているのはどんな人?
建売住宅は多くの人にとって魅力的な選択肢です。
しかし、ご家庭のニーズやライフスタイルに応じて適した住まいが異なるので、すべての人に一律におすすめできるわけではありません。
建売住宅が向いている人と、あまり向いていない人について順番に解説します。
建売住宅をおすすめできる人
1.予算を抑えたい人
一般的に、建売住宅は同じ広さの注文住宅に比べて、低コストで購入できるので、予算を抑えたい人に向いています。
2.すぐに入居したい人
完成済みの物件を購入できるため、契約後すぐに入居が可能です。
転勤や転職、家族が増えたなど、急いで新居を必要としている人にとってメリットです。
3.手続きや計画に時間をかけたくない人
土地と建物がセットになっているため、購入手続きがスムーズで、時間をかけずに済みます。
家づくりに時間をかけられない人や、複雑な手続きや選択を避けたい人におすすめです。
4.実物を見てから購入したい人
完成した物件を見学してから購入を決定できるため、間取りやデザインを実際に確認したい人に適しています。
想像と現実のギャップを事前に把握できる点がメリットです。
日建住宅では、動画でも建売分譲住宅の間取りを確認できます。
建売住宅をおすすめできない人
1. 理想の間取りやデザインを追求したい人
建売住宅は基本的に間取りやデザインが決まっているため、個別のカスタマイズが難しいです。
自分の理想を細部まで反映させたい人には不向きと言えます。
この点では、注文住宅の方が柔軟に対応できます。
2. 高性能な家を求める人
建売住宅は比較的コストを抑えるため、断熱性や耐震性などの住宅性能が限定的なことがあります。
高い性能を求める場合、希望に合致しない可能性があるため、検討の際は担当者に仕様を確認しましょう。
3. 建築過程を確認したい人
建売住宅は完成済みの物件を購入するため、建築過程を確認できません。
建売住宅を選ぶ際は、ご家族のニーズや優先順位をよく考え、メリット・デメリットを慎重に検討することが大切です。
また、複数の物件を比較検討し、信頼できる不動産業者や建設会社から十分な情報を得ることもポイントです。
知らないと損する可能性のある重要な情報として、住宅ローンの条件や返済計画についても十分に検討しましょう。
ご家庭に合った住まいを見つけるためには、時間をかけて選択することをおすすめします。
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まとめ
この記事では建売住宅の購入を検討中の方へ、知らないと損する建売住宅にひそむ7つの注意点とその対策法、向いている人・向いていない人の特徴などを解説してきました。
建売住宅は、物件価格や追加費用・間取りと設備の使い心地・品質チェック・アフターサービスなど、さまざまな観点から慎重に検討する必要があります。
今回紹介した情報が、ご家族にとって長く快適に暮らせる建売住宅選びの参考になれば幸いです。