2024.08.23
アイランドキッチンは壁ありかフルフラットのどちらが良いのか|快適にする設計ポイントも解説
アイランドキッチンを検討中の方の中には、壁ありとフルフラットのどちらを選ぶべきか迷っている方もおられるのではないでしょうか?
それぞれに特有のメリット・デメリットがあり、家族構成や生活スタイルによって適した選択が変わってきます。
千葉県・茨城県で数多くの分譲地を開発・販売してきた建売住宅ビルダー「日建住宅」が、アイランドキッチンの種類や特徴、壁ありとフルフラットの比較、快適に使いこなすための設計ポイントを詳しく解説します。
この記事を読めばご家庭に適したアイランドキッチンがわかり、毎日快適に料理できるようになるので最後までごらんください。
Contents
アイランドキッチンなど対面キッチンレイアウトの種類
対面キッチンのレイアウトには、アイランドキッチンとペニンシュラキッチンの2つがあります。
それぞれの特徴やメリット、デメリットを詳しく見ていきましょう。
アイランドキッチン
アイランドキッチンは、その名の通り「島」のように壁に接することなく独立して配置されるキッチンのことです。
キッチンの周囲をぐるりと歩ける開放的なデザインが特徴で、近年人気のスタイルです。
メリット
- ・開放感があり、料理をしながらリビングのご家族の様子を確認できる
- ・家族や来客と会話をしながら料理ができる
- ・複数人で料理をする際に動きやすい
- ・デザイン性が高く、インテリアのアクセントになる
デメリット
- ・広いスペースが必要なため、コンパクトな住宅には不向き
- ・油はねや匂いが部屋に広がりやすい
- ・設置コストが比較的高い
アイランドキッチンは、子育て中のご家庭で料理をしながらお子様の様子を見守りたい場合や、ご家族で料理する機会が多いご家庭にとくにおすすめです。
ペニンシュラキッチン
ペニンシュラキッチンは、半島(ペニンシュラ)のように一方の端が壁に接している形状のキッチンです。
アイランドキッチンとL字型キッチンの中間的な特徴を持っています。
メリット
- ・アイランドキッチンに比べてスペースを取らない
- ・開放感と機能性のバランスが良い
- ・アイランドキッチンよりも設置コストを抑えられる傾向にある
デメリット
- ・アイランドキッチンほどの開放感はない
- ・配置によっては動線が悪くなる可能性がある
- ・複数人での作業のしやすさはアイランドキッチンに劣る
ペニンシュラキッチンは、アイランドキッチンの開放感は欲しいがスペースに制限がある場合におすすめです。
コンロの前に壁を設けると開放感は低下しますが、煙や匂いの広がりにくいキッチンを実現できます。
千葉県・茨城県で建売住宅をお探しの方は、日建住宅へお問い合わせください。
日建住宅は、「明るくゆとりのある空間づくり」「デザイン性の高い住宅建築」が得意な建売住宅ビルダーです。
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※当社はしつこい営業を一切行っておりません。ご質問やお悩みなど、お気軽にご相談ください。
アイランドキッチンなど対面キッチンの種類
対面キッチンの形には、コンロやシンクの位置によって4つの種類があります。
- ・I型
- ・Ⅱ型
- ・L字型
- ・コの字型
それぞれのキッチンの特徴やメリット・デメリットを解説します。
I型キッチン
I型キッチンは、コンロとシンクが一直線に並んでいる最も基本的なキッチンレイアウトです。
メリット
- ・開放感があり、リビングやダイニングの様子を確認しやすい
- ・ご家族とコミュニケーションを取りやすい
- ・シンプルな形状のため、設置コストを抑えられる
- ・コンパクトなスペースでも設置できる
デメリット
- ・作業スペースが限られる場合がある
- ・動線が長くなりやすく、効率が悪くなる可能性がある
- ・他の種類のキッチンに比べ収納スペースが少なくなりがち
I型キッチンは、限られたスペースで効率的にキッチンを設置したい場合におすすめです。
Ⅱ型キッチン
Ⅱ型キッチンは、キッチンが2つの直線で構成され、調理スペースとシンクが分かれているキッチンレイアウトです。
メリット
- ・作業の動線が短くて済む
- ・作業スペースが広く、効率的に料理ができる
- ・収納が豊富で、調理器具や食器を整理しやすい
- ・複数人で同時に作業がしやすい
デメリット
- ・シンクとコンロを往復する際に水が床にたれやすい
- ・振り返る動作が多くなりやすい
- ・リビングやダイニングとのコミュニケーションが取りにくい
- ・比較的広いスペースが必要
Ⅱ型キッチンは、広い作業スペースと豊富な収納を求めるご家庭におすすめです。
L字型キッチン
L字型キッチンは、その名の通りL字の形状をしたキッチンレイアウトで、I型とⅡ型の中間的な特徴を持っています。
メリット
- ・作業動線が短く、効率的に料理できる
- ・収納スペースが豊富で、調理器具や食器を整理しやすい
- ・コーナー部分を有効活用できる
デメリット
- ・コーナー部分の収納が使いにくい場合がある
- ・I型に比べると開放感が少ない
L字型キッチンは、作業効率と収納力のバランスを重視する方におすすめです。
コの字型キッチン
コの字型キッチンは、文字通りコの字型で三方向を囲むように設備を配置したレイアウトです。
メリット
- ・作業スペースが広く、効率的に料理ができる
- ・収納が豊富で、調理器具や食器を整理しやすい
- ・効率的な動線を確保できる
デメリット
- ・広いスペースが必要
- ・コーナー部分にデッドスペースが生まれやすい
- ・複数人での料理には向かない
- ・リビングやダイニングとの一体感が少ない
コの字型キッチンは、料理が趣味の方におすすめです。
以上のように、対面キッチンにはさまざまな種類があり、それぞれに特徴やメリット・デメリットがあります。
アイランドキッチンを検討される際は、これらのタイプと比較しながら、ご自宅に適したレイアウトを見つけてください。
アイランドキッチンは壁ありとフルフラットのどちらが良いのか
アイランドキッチンを検討する際、壁ありとフルフラットのどちらを選ぶか悩まれる方は多くおられます。
以下で、壁ありとフルフラットそれぞれのメリット・デメリットを詳しく解説します。
アイランドキッチンを壁ありにするメリット・デメリット
壁(腰壁)ありのアイランドキッチンは、キッチンに床から腰くらいの高さの壁を設置するタイプです。
メリット
- ・調理中で作業台が少し散らかっていても手元を隠せるため、急な来客時でも安心
- ・腰壁が油はねや水はねを防ぐ役割を果たし、リビングやダイニングをきれいに保てる
- ・腰壁の上をカウンターとして使え、配膳や作業スペースとして便利
- ・キッチンをリフォームする際、腰壁を残すことでコストの上昇を避けられる
デメリット
- ・腰壁の表面に水アカや油汚れが付きやすく、定期的な掃除が必要
- ・腰壁の存在により、キッチンのデザインや配置に制限が生じる場合がある
- ・フルフラットタイプに比べて、開放感が少し劣る
アイランドキッチンをフルフラットにするメリット・デメリット
フルフラットのアイランドキッチンは、天板が平らで段差のないデザインです。
メリット
- ・壁がないため空間全体が広く感じられ、開放的な雰囲気を演出できる
- ・キッチンとリビング・ダイニングの一体感が高まり、ご家族とのコミュニケーションが取りやすくなる
- ・腰壁がないため、天板や床の掃除がしやすい
- ・キッチンの周囲にスペースがあり、ご家族や友人と一緒に料理を楽しみやすい
デメリット
- ・調理中の散らかった様子や洗い物などが見えるため、整理整頓を心がける必要がある
- ・壁がないため、調理の匂いがリビングやダイニングに広がりやすくなる
アイランドキッチンを腰壁ありにするか、フルフラットにするかは、ご家族の好みや生活スタイルなどを考慮して決めましょう。
どちらを選んでも、設計や工夫により、快適で機能的なキッチン空間を実現できます。
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壁ありのアイランドキッチンの設計アイデア
腰壁ありのアイランドキッチンは、開放感と機能性のバランスが取れた人気の高いキッチンスタイルです。
腰壁ありのアイランドキッチンを快適で使いやすい空間にするための設計アイデアを3つご紹介します。
家事動線の効率化
使いやすいアイランドキッチンにするには、効率的な家事動線を意識することが大切です。
以下のポイントに注目してキッチンを確認しましょう。
ワークトライアングルの活用
- ・シンク、コンロ、冷蔵庫を結ぶ三角形の「ワークトライアングル」を意識する
- ・三角形の各辺の合計距離を3.6~6mに保つことで、移動距離を短くできる
十分な通路スペースの確保
- ・アイランドキッチンの周囲に90cm程度の通路幅を確保する
- ・通路幅を確保すると、複数人での作業時もぶつかりにくくなる
水まわり設備との連携
- ・キッチンや脱衣室・浴室・トイレを近づけて配置すると、料理と掃除などを並行して進めやすくなる
収納スペースの活用
アイランドキッチンは開放的である反面、収納スペースが不足しがちです。
主な収納アイデアは以下の3つです。
腰壁を利用した収納
- ・腰壁にニッチを作り、調味料を収納することで、機能的でおしゃれなキッチンを演出できる
カップボードやパントリーの設置
- ・アイランドキッチン背面に大型のカップボードを設置すると、食器や調理器具をスムーズに取り出せる
- ・キッチンに隣接してパントリーを設けることで、食材や調理器具の収納量を増やせる
腰壁の収納の活用
- ・腰壁の下部に収納を設けることで、スペースを有効活用できる
カウンターとしての利用
腰壁を活かしたカウンターのアイデアを2つご紹介します。
配膳カウンターとしての活用
- ・腰壁の上をカウンターとして利用することで、料理の配膳や片付けがスムーズになる
- ・幅を30cm程度確保すれば、取り分け用の大皿なども置ける
カウンターの延長
- ・腰壁部分のカウンターを延長し、作業スペースを広げられる
- ・奥行きが45cm程度あれば、ダイニングテーブルとしても使える
腰壁ありのアイランドキッチンは、これらのアイデアを組み合わせることで、より快適で機能的な空間になります。
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まとめ
アイランドキッチンの壁ありとフルフラットタイプについて、それぞれの特徴やメリット・デメリット、設計のポイントを解説してきました。
壁ありは視線遮断や収納活用に優れ、フルフラットは開放感と複数人での作業に適していますが、ご家族の生活スタイルや住まいの広さを考慮し、家事動線の効率化や収納確保などを検討する必要があります。
今回紹介した情報が、ご家族に適したアイランドキッチンを実現する参考になれば幸いです。