2024.09.18
月8万の住宅ローンがきついと感じる年収や借入額とは|返済プランの失敗例や対処法も解説
住宅ローンの月々の返済額8万円が家計を圧迫し、きつく感じている方は少なくありません。
返済可能な年収の目安や、返済がきつくなる原因、対策方法など、多くの疑問や不安をお抱えではないでしょうか。
そこで今回は千葉県・茨城県で数多くの分譲地を開発・販売してきた建売住宅ビルダー「日建住宅」が、月8万円の住宅ローン返済に関する重要なポイントをわかりやすく解説します。
返済プランの失敗例や具体的な対処法も紹介しますので、これから住宅を購入される方や住宅ローンの組み方でお悩みの方はぜひ参考にしてください。
Contents
住宅ローンを月8万円返済するのにきついと感じる年収は?
住宅ローンを月々8万円返済するのがきついと感じるかどうかは、家族構成やライフスタイルによって異なります。
お子様の有無や教育費の負担、車の所有状況、趣味にかける費用など、ご家庭ごとに支出の内訳はさまざまです。
そのため、一概に「この年収なら大丈夫」とは言い切れませんが、一般的な目安として年収ごとにシミュレーションをしてみましょう。
【返済負担率25% 返済期間35年 金利0.5%で計算した場合】
年収(手取り) | 借入額 | 月の住宅ローン返済額 |
350万円(280万円) | 2,252万円 | 5.8万円 |
400万円(320万円) | 2,574万円 | 6.6万円 |
450万円(360万円) | 2,896万円 | 7.5万円 |
500万円(400万円) | 3,218万円 | 8.3万円 |
550万円(440万円) | 3,539万円 | 9.1万円 |
※一般的に手取りは年収の75%〜85%と言われているので、ここでは80%で計算しています。
年収400万円のご家庭では、返済比率25%で月々の住宅ローン返済額は6.6万円となり、月8万円の返済は少し無理をしていると言えます。
一方、年収500万円のご家庭では、返済比率25%で月々の住宅ローン返済額は8.3万円で、月8万円の返済はちょうど理想的な返済額に収まっています。
結論として、月8万円の住宅ローン返済がきついと感じる年収の目安は、おおよそ450万円以下と言えます。
ただし、これはあくまで一般的な目安であり、ご家庭の状況によって大きく異なる可能性があります。
実際に住宅ローンを組む際はご自身の家計状況をよく見極め、無理のない返済計画を立てましょう。
建売住宅の購入時に、価格以外に気をつけたいポイントをこちらで解説しています。
〈関連ページ〉建売住宅の賢い選び方4つのポイント|事前に確認しておくことやよくある失敗例も解説
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住宅ローンの返済がきつくなる失敗例
住宅ローン返済がきつくなってしまう原因の、主な以下の4つのパターンを順番に紹介します。
- ・無理のある返済プランを組んでしまった
- ・ライフステージの変化を考慮していなかった
- ・住宅ローン以外の支出を見落としていた
- ・収入が想定していたほど増えなかった
無理のある返済プランを組んでしまった
失敗例として多いのは、無理をして高額な住宅ローンを組んでしまい、返済負担が重くなってしまうケースです。
憧れの物件に住みたいという気持ちが先走り、収入に見合わない高額な借入をしてしまうことがあります。
一般的に、借入可能額の目安は年収の5〜6倍と言われており、これ以上の借入には注意が必要です。
頭金なしで住宅ローンを組むメリット・デメリットについて、こちらで解説しています。
〈関連ページ〉頭金なしで住宅ローンを組んで後悔する人しない人|メリット・デメリットや注意点を解説
ライフステージの変化を考慮していなかった
住宅ローンを組む時点では問題なく返済できていても、ライフステージの変化によって予想外の出費が増え、返済が苦しくなるケースがあります。
とくに多いのが、お子様の教育費など予想外の支出が増えて家計が圧迫されるパターンです。
ご夫婦でペアローンを組んだ場合は、出産や育児による収入の減少などが、返済負担を重くする要因になります。
教育費は18年以上続く支出のため、将来を見据えた計画がポイントです。
住宅ローン以外の支出を見落としていた
住宅ローン以外の支出を見落としてしまい、総返済負担が重くなるケースも少なくありません。
車や高額な家電などをローンで購入すると、住宅ローン以外の借入れの負担が増えます。
月々の返済額が8万円の住宅ローンに加えて、車のローンが3万円、家電のローンが2万円と重なれば、合計で13万円もの返済額になってしまいます。
収入が想定していたほど増えなかった
住宅ローンを組んだ後、収入が思うように増えないことで返済が苦しくなるケースもあります。
会社員の方の場合、現在の仕事で役職が上がらないと、年収がなかなか伸びません。
また、失業や転職によって収入が減ることも考えられます。
将来的な収入アップを過度に見込まず、現在の収入に見合った返済プランを立てるのがおすすめです。
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住宅ローンについてのご相談も受け付けており、お客様にあった理想のマイホーム探しをお手伝いしています。
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住宅ローンの返済がきつい時の対策
住宅ローンの返済がきつくなってしまった場合、どのような対策を取ればよいのでしょうか。
支払い状況を改善するための4つの方法を解説します。
家計を見直して支出を削る
返済がきつい時は、まずご家庭の家計を見直して、支出を削減することから始めましょう。
光熱費や通信費、食費や保険など、細かな部分を見直すことで、意外と大きな節約効果が得られる場合があります。
住宅ローンを借り換える
住宅ローンの借り換えも、返済負担を軽くするのに有効な手段の1つです。
現在よりも金利の低い金融機関があれば、そちらへの借り換えを検討してみましょう。
しかし借り換えの際は、手数料や諸費用がかかるため、トータルでどれだけお得になるのかを確認することが大切です。
金融機関に相談して返済プランを見直す
返済がきつくなった時は、金融機関に相談して返済プランの見直しを検討するのもおすすめです。
返済期間を延長すれば、月々の返済額を減らせます。
返済期間が長くなるほど利息の総額は増えてしまいますが、目先の返済負担は軽くなるので、一時的に収入が減る場合などに有効です。
金融機関によっては、返済額を減額したり、一定期間の返済を据え置いたりできる制度を用意しているところもあります。
副業や転職で収入アップを目指す
収入を増やして返済の負担感を減らす方法として、在宅ワークやフリーランス業務など、副業の可能性を探ってみるのもおすすめです。
本業との両立ができる副業を見つけられれば、収入アップにつながります。
転職によって収入増を目指すという選択肢もありますが、転職にはリスクも伴うので、慎重に検討する必要があります。
会社員の方の場合は、社内規定を確認して会社に相談することから始めましょう。
住宅を売却する
どうしても返済が難しい場合は、住宅を売却することも選択肢の1つです。
不動産業者に住宅の評価額を確認し、住宅ローンの残債と売却価格を比較することで、売却することでローンの返済ができるかどうかを検討します。
売却益が出れば、ローンの返済に充てることも可能です。
ただし、売却には時間とコストがかかり、残債が売却価格を上回る可能性もあるので、注意が必要です。
住宅ローンの返済を無理なく続けるためのポイント
住宅ローンを組む際には、返済を無理なく続けられるよう、しっかりとした計画を立てることが重要です。
ここでは、計画を立てる上で押さえておきたいポイントを2つご紹介します。
住宅ローン以外の総支出を考慮する
住宅ローンの返済計画を立てる際は、住宅ローン以外の支出もしっかり把握し、トータルの家計バランスを考える必要があります。
毎月の生活費はもちろん、将来的に発生する支出も含めて計画を立てましょう。
お子様の教育費や自動車の購入、将来のリフォームなど、大きな支出が発生する可能性もあります。
住宅ローンだけでなく、トータルの支出を見据えて返済計画を立てることが、長期的に返済を続けるためのポイントです。
将来の収支変動を考慮した計画を立てる
住宅ローンを組む時点の収支だけでなく、将来の収支の変動も考慮に入れて計画を立てましょう。
収入面では、出産や育児、ご両親の介護などによって収入が減る可能性もあります。
一方で支出面では、物価の上昇などによる生活費の増加を見込んでおくこともポイントです。
変動金利の住宅ローンを組む場合は、将来の金利上昇リスクにも備える必要があります。
千葉県・茨城県で建売住宅をお探しの方は、日建住宅へお問い合わせください。
バリエーション豊富な建売住宅をご用意し、理想のマイホーム探しをお手伝いしています。
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まとめ
住宅ローン返済月8万円がきついと感じる年収や借入額、返済プランの失敗例や対処法について詳しく解説してきました。
年収に対して適切な借入額の目安は5〜6倍程度で、ボーナス払いを含めた返済負担率は25%以下に抑えることが理想的と言えます。
最初から無理のない返済計画を立てることが何より重要ですが、計画通りにいかない場合は早めに対応することがポイントです。
この記事が、後悔のない住宅ローンのプランの参考になれば幸いです。